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家紋刺繍を作成する前に知っておきたい家紋の歴史とその種類

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2018.09.11

「家紋」について皆さんはどれだけのことをご存知でしょうか?
多くの方はなんとなく家にあるものぐらいの認識の方が多いのではないでしょうか?
家紋を次の世代に伝えていくためにも、結婚祝いや新居祝いに刺繍の家紋を贈る方が多いです。
そこで今回は刺繍で家紋を作成することをお考えの方に向けて、家紋の歴史とその種類についてご紹介します!

 

☐家紋の歴史

家紋の成り立ちは鎌倉時代までさかのぼります。

戦場では、旗や馬標などあらゆるものに家紋を描き、自分の武勲の証明や敵味方の区別のために使われました。

これによって家紋がその家の格を表すものとなっていきました。

 

戦国時代になると同族同士の争いも増え、同族の中でもそれぞれ異なる家紋を使用するようになりました。

またその後家紋自体の意味合いも変化し、家臣があげた功績に対し、家紋が褒美として用いられるようになりました。
これを拝領紋といい、とても名誉なこととして扱われていたようです。

 

そして江戸時代になると家紋の使用は一般庶民にも広がりました。

江戸時代の一般庶民は苗字の公称は禁止されていましたが、家紋の使用に関しては制限がなかったため、家紋が一族を表す標識として使用されるようになります。

これから昔の人々にとって家紋は大きな役割を持っていたことが分かりますね。

 

☐五大紋

日本の家紋のうち最もポピュラーなものを指して「五大紋」と呼びます。
この五大紋とは藤、桐、鷹の羽、木瓜、片喰の5つの紋を指します。

 

*藤紋

藤紋は藤の花や葉をモチーフにしたものです。
藤原氏系の流れで、名前に「藤」を入れた苗字を用いる家があり、その多くが藤紋を使っています。

 

*桐紋

桐の花及び葉をモチーフにしたものです。
菊紋と共に皇室が用いた家紋で、天皇から将軍家へ、将軍家から家臣へと次第に下賜されていき、今では一般家庭でも広く定着しています。

 

*鷹の羽紋

鷹の羽をモチーフにしたものです。
江戸時代には武士の間で流行した家紋です。
時代劇などで見たことがある人も多いのではないでしょうか?

 

*木瓜紋

木瓜紋(もっこうもん)は、木瓜の切り口や木瓜自体をモチーフとする説、鳥の巣とする説など由来が諸説あります。

 

*片喰紋

片喰紋(かたびら)は、カタバミをモチーフにした植物紋です。
子孫繁栄の願いを込めた紋として大衆に広く使用されています。

 

☐まとめ

いかがでしたか?
今回は家紋の歴史とその種類についてご説明しました。

 

家紋は自分の家の象徴でもある物です。

次の世代に家紋を伝えていくためにも、ぜひこの機会に刺繍で家紋を作ってみてはいかがでしょうか。

 

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