ワッペンや衣類等に刺繍をしている所では、何かの時に引っかけたり、こすってしまったりして刺繍糸がほつれてしまうことがあります。

見栄えが悪くなり、それ以上ほつれないようにしようと、はさみで切るとさらにほつれることがありますので、できるだけ切らないようにしてください。

ほつれの対処法としては、専用の刺繍用の針がなくても、ソーイングセットに入っている縫い針で構いませんので、糸端に縫い針を刺して裏側に出すといいでしょう。
ループのように表に飛び出している糸に、針を沿わせるようにして裏側に引き込むようにしてください。
糸が切れてしまっている場合には、針穴に通して裏に引き込むといいでしょう。

縫い針で上手くいかない場合には、ほつれ補修針を使うのがおすすめです。
最寄りの手芸店等にない場合は、ネット通販で入手できます。
飛び出した糸の根元部分に針を刺し、上部のやすり状になっている部分で糸を絡め取るようにして裏側に引くように入れて2、3回ほど繰り返せば、上手くいくでしょう。
針先が丸くなっているため、生地を傷めずに目立たぬように引き込むことができます。
デリケートな生地でも心配ありません。