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刺繍の歴史
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2014.10.19
刺繍というのは、日本でも地方によって
色々な手法が見られることは知られていることですが、
世界の色々な国でも様々なものを見ることが出来ます。
ヨーロッパなどでは、結婚をしたら
義理のお母さんから家族に代々伝わる刺繍を教えてもらう
というような文化もあるそうです。
歴史としてみた時にも、色々な太さや色の糸を使ったものや
様々なモチーフを縫い込んだものを見つける事が出来ます。
また戦争中には、戦場へ行った夫を想いながら
針を動かして綺麗な刺繍をしたものも残っていますし、
結婚式の際に寝具にきれいな刺繍をするという習慣のある
民族などもいるようです。
いずれにしても、自分の気持ちを
ひと針ひと針に託していくことで、
出来上がったものは世界に一つだけという作品になり、
それを使う人、受け取る人、目にする人など
それぞれの人にとってかけがえのないものになるのです。
確かに面倒で疲れるという作業なのですが、
だからこそ思いを伝えることが出来るのかもしれません。
刺繍というものは、そんな素敵なものなのです。