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刺繍の歴史

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2016.04.19

日本の刺繍の歴史は非常に古く、元々はインドで行われていたものがシルクロードを渡り、中国を経由してもたらされたと言われています。

 

 

昔は平安時代の貴族の着る着物や、武士が身につける甲冑などに盛んに施されていました。

 

 

当時は全て手作業で縫われていたため、時間や手間のかかる非常に貴重なもので、貴族や武士などの限られた身分の人々しか楽しむことが出来なかったようです。

 

 

明治時代になって身分制度が廃止されたことにより、ようやく一般庶民も刺繍の入った服を楽しめるようになります。

 

 

ミシンをはじめとした機械類が日本国内に流通し始めると、生産効率が上がったことで普及が一気に進みました。

 

 

現代になるにつれて、日本人が着物を着る機会は少なくなりましたが、刺繍を趣味として楽しむ人々は未だに多く、歴史的価値の高いものは国内の伝統工芸として今も現存しています。

 

 

現在ある多くの刺繍は、その工程のほとんどが機械を用いて行われます。

 

 

パソコンなどの機器を使って効率化をはかり、ロゴなどの図形や模様を正確に縫いつけます。

 

 

昔と比べると形はずいぶん変わりましたが、刺繍は今でも日本人の生活に息づいています。