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刺繍を使ったTシャツの作り方を徹底解説!

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2020.02.14

「刺繍でオリジナルなTシャツを作りたい。」
刺繍をされている方で、このようにオリジナルなTシャツを作りたいという方は多いのではないでしょうか。
オリジナルなTシャツを作ることで世界に1枚だけのTシャツを作れます。
ただ、どのように作るのか迷う方も多いです。
今回は、刺繍を使ったTシャツの作り方を解説します!

 

□Tシャツを作ろう

オリジナルなTシャツを作ろうとすると、まずは材料を用意しないといけません。
Tシャツを作る上で必要な題材を揃えましょう。
揃えるのは以下の7つです。
・図案(Tシャツに描きたいイラスト)
・刺繍針(刺繍糸用の針があり、通し穴が少し広くなっています)
・刺繍糸(事前に使いたい色を選び、買っておきましょう)
・刺繍枠(生地をのばしてくれることで刺繍の仕上がりが良くなります)
・刺繍用下地シートまたはトレーシングペーパー
・チャコペン
・接着芯

 

*進め方

まず、Tシャツに描きたいイラストを決めます。
決めたらそのイラストで図案を書きましょう。
図案が書けたら、刺繍用下地シートを使って、ザラザラな方に水性ペンで写してください。
ただ、刺繍用下地シートは、100円ショップで手軽に取得できるのですが、100円ショップで売られている刺繍用下地シートは裏面が白くなっています。
図案を写すときに裏が白いと不便ですよね。

もし、手芸屋さんがお近くにあれば、スマプリという刺繍用下地の本格的なものが売っています。
スマプリは、裏面が透明になっているので、写しやすいです。
次に、シートに水性ペンで書いたものを周囲を広くとって切り取ります。
スマプリや刺繍用下地シートの裏面はシールになっていますのでそれを剥がしてTシャツに貼っていきます。

Tシャツに貼る時のポイントは、Tシャツを床や机に置いたまま貼ると、「実際はもっと上に貼ったつもりだった」となってしまう可能性があります。
そのため、ポイントとしては、Tシャツを自分の前面に合わせて鏡を見ながらシールをTシャツにイラストを持っていきたい位置に貼りましょう。
では、次は刺繍をしていきます。
刺繍をするときに、使うのが接着芯です。

接着芯には伸縮性のあるTシャツが伸びてしまったり、刺繍部分がふわふわしたりしてしまうのを防いでくれる働きがあります。
接着芯には、片方に「のり」が付いているので、その「のり」の部分を内側にしてTシャツの裏に挟み、刺繍枠を挟みます。
つまり、この時点でTシャツのイラスト部分は、上から図案を写したスマプリか刺繍用下地シート、Tシャツ生地、「のり」を内側にした状態の接着芯となっていれば正解です。
刺繍針に刺繍糸を通して刺繍を始めていきましょう。

バックステッチとサテンステッチで刺繍をすると良いです。
刺繍が完了したら、刺繍枠を外します。
刺繍枠を外すと、後処理するのは、Tシャツの裏に残った接着芯と刺繍でできたイラストの周りに残っている刺繍下地用シート及びスマプリのシートの残りの2つです。
一つ一つ処理していきましょう。

始めに、Tシャツの裏に残った接着芯です。
まず接着芯をイラストの裏側のギリギリの部分で切りましょう。
切るときは、布切りバサミではなく、細かい作業ができる糸切りバサミを使ってください。
次に、刺繍でできたイラストの周りに残っている刺繍下地用シート及びスマプリのシートの残りの処理です。

こちらは、熱湯で溶けるものですので、洗面器にイラストとシートの部分を上にしていれて、そこに100度の熱湯を注ぎ、30分間つけ置きしてください。
30分後、シートの部分を落としてあげると、綺麗に剥がれます。
もしくは、中音のアイロンをかけるとシートが溶けます。
これで世界に1枚だけの自分のオリジナルTシャツが完成しました。

 

□刺繍を使ったTシャツの洗濯ってどうするの?

刺繍の部分がきちんと縫い合わさっていれば、取れてしまうことはなかなかありませんが、手洗いが最も安全な方法です。
もしくはネットに入れて、洗濯機にかけるかのどちらかをおすすめします。
洗濯機で洗うときは、脱水をしすぎないようにするといいかもしれん。
これは手洗いのときにも言えますが、脱水機能によって衣服類がねじれてしまい、刺繍部分が傷んでしまう可能性があるからです。
また、刺繍の糸が色落ちすることもあります。
そして、干すときは、刺繍糸の色が太陽光によって変色してしまう可能性がありますので、できるだけ直射日光は避け、日陰で干すようにしましょう。
刺繍部分をアイロンする場合は、裏側からするようにしてください。
表側からしてしまうと、刺繍部分が傷んでしまうからです。
せっかくご自身で作ったオリジナルTシャツですので、適切な扱いで大切に保管してくださいね。

 

□まとめ

以上、今回は刺繍を使ったTシャツの作り方について詳しく解説しました。
自分の好きなデザインを取り入れてオリジナルTシャツを作ってみてはいかがでしょうか。
当社は、刺繍に関する加工の悩みやオリジナル製品の作成をお手伝いさせていただいています。
お気軽にお問い合わせください。

 

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