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プリント加工の種類には何がある?それぞれの特徴を解説!
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2020.08.14
プリント加工と刺繡は、どちらもデザインに自分だけのオリジナリティを出すことができるため人気です。
ですが、それぞれには異なる特徴があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、注意が必要です。
そこで今回は、プリント加工と刺繡の違いや特徴、プリント加工の種類についてご紹介いたします。
□プリント加工と刺繡の違い
プリント加工と刺繡には、それぞれメリットとデメリットがあります。
まず、プリント加工のメリットとデメリットについてです。
メリットは、複雑な色や形をそのまま表現できる点です。
また、大量生産する場合はプリント加工がおすすめでしょう。
複雑な表現で大量に作ることができるので、手間があまりかからない点もメリットと言えます。
デメリットは、刺繡に比べると洗濯に対する耐久性で劣るという点や、高級感が出にくい点、立体的な表現が表れにくい点が挙げられるでしょう。
次に、刺繡のメリットとデメリットについてです。
メリットは、洗濯に対する耐久性がかなり強い点や、高級感が出やすい点、立体的な表現がしやすいといった点が挙げられます。
凹凸があり立体感のあるデザインは、刺繡ならではのものと言えるでしょう。
また、自由度の高さの点でも刺繡は優れています。
デメリットは、費用がプリント加工に比べるとかかってしまう点が大きいです。
また、色や形もプリント加工と比べると制限され、素材によっては刺繡ができない場合もあるので注意してください。
プリント加工と刺繡には、これらのようなメリット、デメリットがあります。
大事なのは、どちらが優れているということではなく、自分の表現したいデザインや性能を考えた上で、どちらが合っているのかをその状況に合わせて変えていく必要があることでしょう。
またそれだけではなく、プリント加工の中でも様々な種類があり、場合によって使うべき方法が変わる点にも注意が必要です。
□プリント加工の種類と特徴
先ほど申し上げたようにプリント加工と言っても、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
それぞれのプリント加工の種類と特徴についてご紹介いたします。
*ダイレクトプリント
ダイレクトプリントは、シートにプリントするのではなく、直接布地にプリントする方法です。
データをプリントし、高圧プレスしてインクを定着させます。
メリットは、フルカラーが可能で、写真をプリントしたい時におすすめな点や、枚数が少ない時に向いている点です。
また、複雑な色使いが可能な点や、仕上がりが柔らかく非常に着心地が良いこともメリットに挙げられるでしょう。
デメリットは、蛍光色のプリントができない点、費用が割高な点と綿100%の素材にしかプリントできない点です。
*シルクスクリーン
シルクスクリーンは、版と呼ばれる道具を使ってプリントする方法です。
色ごとに版を作り、デザインされています。
実は、ほとんどのTシャツは、シルクスクリーンでプリントされています。
メリットは、耐久性が非常に高い点でしょう。
また、大量の枚数が必要な時には、他の加工と比べて費用を抑えることができる点もメリットと言えます。
デメリットは、必要な枚数が少ない時には費用が高くなってしまう点と、色数の多いデザインの場合には、必要な版の数が多くなってしまうので、費用が高くなってしまう点です。
*フルカラー転写
フルカラー転写は、特殊なシートにデータをプリントして、それを高圧プレスしてプリントする方法です。
メリットは、ダイレクトプリントと同様に、フルカラーのデザインをプリントすることができるので、写真をプリントしたい時におすすめな点や、必要な枚数が少ない時に向いている点です。
ダイレクトプリントと異なる点は、仕上がりがステッカーを貼ったような雰囲気になる点です。
そういった仕上がりにしたい方は、フルカラー転写がおすすめだと言えるでしょう。
デメリットは、プリントした箇所の仕上がりがゴワゴワになり、着心地が多少悪くなる点です。
デザインが大きければ大きいほど、着心地に影響を与えます。
また、蛍光色が使えない点や、デザインに白いフチが付く場合がある点もデメリットとして挙げられます。
*圧着プリント
圧着プリントは、特定の色のシートをカットして、高温でプレスしてプリントする方法です。
スポーツのユニフォームの番号や、名前を入れる時によく用いられています。
メリットは、違う文字や番号などをそれぞれにプリントしたい時に、費用があまりかからずに済む点や、蛍光色の発色が非常に良く、蛍光色のプリントに向いている点が挙げられます。
デメリットは、複雑なデザインや細い線はプリントできない点や、大きさに制約がある点でしょう。
□まとめ
今回は、プリント加工と刺繡の違いや特徴、プリント加工の種類についてご紹介いたしました。
刺繡とプリント加工が異なる種類になるだけでなく、プリント加工の中にも様々な種類があります。
それぞれを十分に理解した上で、自分に合うものを選ぶようにしましょう。