刺繍糸の収納方法とは?下準備について解説!

「刺繍糸を使いやすいように収納したい」
このようにお考えの方はいらっしゃいますか。
刺繍糸には多くの種類が存在し、ついつい集めたくなりますよね。

しかし、数が多いほどしっかり整理しておかないと、刺繍糸をスムーズに取り出せなくなります。
そこで今回は、刺繍糸の収納方法を下準備と併せて解説します。

 

Contents

□刺繍糸の収納方法とは?

今回は、刺繍糸の収納方法を3つご紹介します。

1つ目は、ウッドピンチを使うことです。
ウッドピンチに巻き付けることで刺繍糸が絡まるのを防ぎながら、おしゃれに収納できます。
糸の端をクリップに挟めば、刺繍糸が端からほつれる心配もありません。
また、刺繍糸の番号をウッドピンチ自体に記しておくと、どの種類の刺繍糸を買い足せば良いのかすぐに判別できます。

2つ目は、厚紙を使うことです。
厚紙の大きさをあらかじめ統一させておくと、刺繍糸を巻き付けたときにきれいに並べやすいです。
厚紙に小さな切り込みを入れて刺繍糸の両端を引っかけると、刺繍糸がほつれるのも防げます。
また、ウッドピンチと同様に、厚紙に刺繍糸の番号を書いておく工夫もできますね。

3つ目は、購入した刺繍糸をそのまま収納することです。
購入したときのまま引き出しケースのような入れ物に収納するだけなのでとても簡単ですよね。
刺繍糸を縦向きの状態で透明の引き出しケースに入れると、引き出しを開けなくても中身を確認できます。

 

□刺繍糸の下準備とは?

刺繍糸の下準備は、以下の3つの工程からなります。

 

*刺繍糸を切る

まず、刺繍糸の片方の端を出して刺繍糸をほどきます。
糸が絡まってしまわないように気を付けてくださいね。

一般的な刺繍糸に付いている2つの紙帯は捨てないようにしてください。
刺繍糸の番号を確認するのに使うため、破らずに抜き取って保管しておきましょう。

ほどいた刺繍糸の端同士がそろうように重ね合わせてから、半分に折りたたむことを2回繰り返してください。
4重に重なり合った状態になるはずです。
その状態からさらに3つ折りにしましょう。

両端に輪になった部分ができるので、その輪を切ってください。
一般的な長さの刺繍糸の場合、刺繍しやすい長さとされる約60センチメートルになります。

 

*切った後の刺繍糸をまとめる

ここでは、先程述べたような収納方法とは別に、みつあみに編むことについてご紹介します。

まず、切った刺繍糸の束を2つの紙帯に戻して、その紙帯と紙帯の間を半分に折ります。
紙帯は、1つ目の工程で保管しておいたものを使ってください。

次に、マスキングテープを使って、半分に折った部分を机に貼り付けます。
マスキングテープで留めた部分が2つの紙帯に挟まれた状態になります。
マスキングテープは長めに切り、しっかり刺繍糸を固定できるようにしましょう。

半分に折ったことによって2束になった刺繍糸を合わせて1束にした後、3等分して緩くみつあみにしていってください。
端の部分がみつあみに編めていなくてもすぐにほどけることはありません。
きつくみつあみにすると刺繍糸が抜き取りにくくなるため、注意してくださいね。

 

*刺繍糸を引き出す

刺繍糸は1本ずつ引き出すことが大切です。
みつあみに編んだ状態であっても、紙帯同士の間の部分に針を引っかけることによって1本ずつ引き出せます。
2本取りのステッチの場合であっても、1度に2本取り出してしまうと糸が絡まるのでやめておきましょう。

 

□刺繍糸をみつあみに編む利点とは?

刺繍糸をみつあみに編む利点を4つご紹介します。

1つ目は、無駄なく経済的に刺繍糸を使えることです。
先程述べたように、約60センチメートルに切った後みつあみに編んでおくと、使いたい分だけ取り出せるので無駄な糸が出にくいです。
刺繍糸の節約につながるので良いですよね。

2つ目は、ばらばらにならないことです。
刺繍糸がばらばらになってしまうと絡まってしまう原因となります。
1度絡まってしまうと、ほどくのはとても面倒ですよね。
みつあみに編んでいれば種類ごとにすっきりまとまるので、他の刺繍糸に干渉する心配がありません。

3つ目は、見た目がかわいくなることです。
作業するときに使う刺繍糸がかわいく収納されていたら、嬉しくなりますよね。
きっと作業もはかどることでしょう。

4つ目は、買い足した分の刺繍糸は、元々あった刺繍糸のみつあみをほどいてそこに合わせて、再びみつあみに編めば良いことです。
買い足した分の刺繍糸と元々あった刺繍糸の残りが別々の状態であれば、その種類の残量を確認しにくくなってしまいます。
みつあみで1つの状態にしておけば、そのような心配もなくなります。

 

□まとめ

本記事では、刺繍糸の収納方法と下準備について解説しました。
せっかく刺繍を楽しむなら、刺繍糸をいつでも使いやすい状態にしておきたいですよね。
今回紹介したことを参考に、自分に合った刺繍糸の収納方法を活用してみてくださいね。
刺繍糸の収納について疑問点があれば、いつでも当社にご連絡ください。

 

 

刺繍屋、ワッペンなら大阪にある林ネーム刺繍の刺繍屋.jpへ

 

刺繍の相談窓口