情報ブログ
ワッペンは手縫いで付けられる?種類ごとの付け方を解説します!
情報ブログ
2023.06.28
ワッペンの付け方を細かく説明できるでしょうか。
ワッペンといえばアイロンで付けるものですが、それしかないわけではありません。
取り付け方の一つである手縫いにもなれば、その説明は複雑としかいえないものとなるでしょう。
では、手縫いでワッペンを取り付ける時、どのようにして取り付けていくのでしょうか。
□ワッペンを手縫いで付ける際のステッチ
1.手芸における縫い方
ワッペンに限らず、手芸における縫い方はいくつもあり目的によって最適なものを使い分けることが大切です。
そのためどんな場合にもこの方法をとっておけば満点、といった縫い方はないのですが、この方法をとっておけば安定、といった縫い方はあります。
それがまつり縫いです。
2.まつり縫いとは
まつり縫いの特徴は、糸が目立ちにくく簡単に縫えること。
縫い目は細い方が強くなるため、まつり縫いが得意な方であれば2ミリから3ミリほどの幅で縫うとより強固に、かつ美しくなります。
一方でまつり縫いが苦手な方にはアイロンで接着するという方法もあります。
アイロンだけでは取れやすく不安定ですが、まつり縫いと同時に使うことで簡単かつ不器用でも比較的強固になります。
また、アイロンはしっかりとまつり縫いする時の仮止めとしても利用できます。
□ワッペンの種類ごとの付け方
1.ワッペンの種類
ワッペンと一口にいっても、その目的や形などから、どうやってくっつけるか、という点にも差が出ます。
よくあるアイロンで接着できる種類や手で縫い付ける種類、最近ではアイロンがなくともくっつく種類もあります。
その豊富な種類にはどうしたら良いか悩む方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際には選んで終わり、にならないのが辛いところ。
ワッペンを決めて、さあ取り付けよう、と思っても実際に取り付けてみると手順がわからなかったり勝手が違ったり、苦労が絶えません。
2.アイロンで接着する
それぞれの手順にうっかりしやすいポイントはありますが、今回はアイロンで接着するタイプについて見ていきます。
この場合の注意点として、ワッペンだけでなくワッペンを取り付けたい生地もアイロンが使えるかどうかを確認してください。
あとはアイロンの取り扱いにさえ気を付ければ、簡単ですぐにできるワッペンの取り付け方です。
3.ワッペンの取り付け方
アイロンでワッペンを取り付ける場合、まずはワッペンを取り付けたい場所を決めて固定しましょう。
とはいえ、手で固定し続けることも難しいですから、動いてしまう場合や細かな角度まで定めるのは至難の業でしょう。
そういった場合には、まち針やマスキングテープを使って固定するのがおすすめです。
あとは通常のアイロンと同じく、当て布をしてぎゅっとアイロンを押し当てます。
このとき、裏側も同じようにアイロンを押し当てることで接着力が高まるのもひとつのポイント。
郵便物をとじる糊と同じようにくっつけてすぐのワッペンは剥がれやすいため、アイロンを押し当てたあとは熱が冷めるまでそのままにしておいてください。
ただ、アイロンの接着力では何度も選択するうちにワッペンが剥がれてしまうことも。
何度も洗濯したりワッペンをどうしても落としたくないのであれば、やはり手縫いが確実です。
□手縫いのポイント
最後に、ワッペンを手縫いで取り付けるときのポイントについてご紹介します。
1.糸は長すぎず短すぎず
約50センチが良いといわれています。
縫っている途中で糸が終わらないように、とついつい長めに糸を取りがちですが糸が長すぎると縫いにくくなります。
綺麗に縫うためにも、あまり糸は長く取りすぎないようにしましょう。
2.ぴんと張った糸を使う
もちろん糸を保管する時には曲がっています。
しかし、糸が曲がったまま手縫いを続けていくと、糸が絡まってしまうリスクがあります。
びんと張ってまっすぐになった糸を使ってください。
3.まち針やしつけ糸なども活用する
一筆書きのように急に縫い始めては、失敗する確率も上がります。
面倒に思うかもしれませんが、仮止めをすれば最後まで綺麗に縫いやすくなります。
4.感覚に気をつける
ワッペンの大きさにもよりますが、ワッペンの縫い目の感覚にも気を配りましょう。
小さなワッペンであれば縫い目の感覚が狭い方が取れません。
大きなワッペンでも同じではあるのですが、小さなワッペンを縫う時と比べて作業が大変です。
感覚はほどほどで、綺麗に縫い上げることに意識を配った方がおすすめです。
5.曲がるときはより注意して
真っ直ぐ縫う時と曲がりながら縫う時、どちらが大変かといわれれば聞くまでもないでしょう。
曲がっている箇所は針の目が斜めになってしまいやすいため、より注意しなければなりません。
曲がっているシルエットに対して常に垂直に縫うことを意識すると、出来上がりが美しくなりやすいです。
□まとめ
ワッペンの付け方、といえばなんとなくの感覚でできてしまう方も多いでしょう。
しかし、きちんと言語化すれば多くの手順やコツが存在する奥深いものです。
もし最初は失敗しても、恥じることなく繰り返し挑戦していってください。