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刺繍初心者さん必見!図案の写し方から刺繍の基礎知識まで

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2024.09.14

刺繍に興味はあるけど、難しそうでなかなか手が出せない。
そんな初心者さんに向けて、刺繍の基本から図案の写し方まで解説していきます。
この記事を読めば、刺繍の世界への入り口がスムーズに開けるはずです。
ぜひ最後まで読んで、あなたも刺繍の世界に足を踏み入れてみませんか。

□刺繍の基本:ステッチの種類

刺繍の基礎を理解するためには、基本的なステッチの種類とその特徴、用途について知っておくことが重要です。
ここでは、代表的なステッチをいくつかご紹介しましょう。

1: ランニングステッチ
最も基本的なステッチで、等間隔で布をすくい、ひと針ずつ刺していく技法です。
直線を表現したり、カーブをつけたりして模様にすることも可能です。
初心者さんにとっても比較的取り組みやすいステッチなので、最初にマスターしたいステッチの一つです。

2: バックステッチ
針を2針分先に出し、ひと針戻って、また2針分先に出す、を繰り返して刺していく技法です。
裏側にも美しく連なった線ができるのが特徴です。
文字や図形の輪郭を綺麗に仕上げたい時に役立ちます。

3: アウトラインステッチ
刺した針目に重ねるように半目戻して刺していく技法です。
アウトラインという名前の通り、輪郭線としてもよく使われます。
ランニングステッチよりも少し立体感があり、優しい印象に仕上がります。

4: チェーンステッチ
針を出した先と同じ穴にもう一度針を刺し、できた輪っかをまたいで次の針を刺すことで、輪っかの連なりをどんどんつくっていく技法です。
面を埋めるときにもよく使われます。
お花や葉っぱなどのモチーフを描く際に、可愛らしいアクセントを加えることができます。

5: ストレートステッチ
その名の通りひと針で1本のまっすぐな線を描く刺し方です。
とても簡単なステッチで、1cm未満の短い線を描くときにおすすめです。
細かい模様や文字を描く際に役立ちます。

6: フライステッチ
出した針目から2針分先に針を刺し、中央から針を出してYの字をつくるように糸をすくって縫う技法です。
鳥が飛んでいる様子や、草の芽を表現するときに使えるステッチです。

7: フレンチノットステッチ
結び目をつくっていく技法です。
針を出し、1〜3回針に糸を巻きつけます。
先ほど針を出したすぐそばに針を刺し、巻きつけた糸を軽く引き締めながら針を引き抜きます。
お花の中心や、小さなモチーフを表現するのに最適です。

刺繍には他にもさまざまなステッチがあり、それらを組み合わせることで表現の幅が広がります。
ひとつずつ試してみてお気に入りのステッチを見つけるもよし、描きたいラインに合わせてぜひ使い分けてみてくださいね。

□刺繍を始めるための準備:図案の写し方

刺繍を始めるにあたって、図案を布に写す方法を丁寧に説明します。
初心者でも簡単にできる方法をステップごとにご紹介します。

1: 準備するもの
・図案(印刷したもの、または手書き)
・トレーシングペーパー
・コピーペーパー
・まち針
・トレーサー(または鉛筆など)
・セロファン(お菓子のパッケージについてくる端切れなど)

2: 図案をトレーシングペーパーに写す
まずは、図案をトレーシングペーパーに描き写します。
トレーシングペーパーは、文房具屋さんや100円ショップなどでも売っています。
図案を透かして鉛筆などで丁寧に写し取ります。

3: コピーペーパーで布に写す
次に布に写していきます。
このとき、コピーペーパーとよばれるものを使います。
お裁縫用の一般的なものでよいのですが、より描きやすさを求める場合は「コスモ 刺しゅう用コピーペーパー」などがおすすめです。

・布の上にコピーペーパーをのせ、さらに図案を描いたトレーシングペーパーをその上にのせます。
・図案がずれないように、まち針でしっかりととめます。
・トレーシングペーパーの図案を上からトレーサーでなぞると、コピーペーパーによって布に図案が転写されます。
・このとき、セロファン(お菓子のパッケージについてくる端切れなど)を上にかぶせて使うと、図案を保護できるのでおすすめです。

力加減が弱すぎると写らないので、ズレないようにちょっとだけめくって確認してみてください。
刺繍をする前は、このような線と点だけの図案です。
それを刺繍をすると、最終的に素敵な作品に仕上がります。

□刺繍のメリットとデメリット

刺繍の魅力であるメリットと、始める前に知っておくべきデメリットを具体的に説明します。
刺繍を始めるにあたって、メリットとデメリットを比較検討し、自分にとって最適な判断をするための情報を提供します。

*刺繍のメリット

1: 立体感・高級感がある
刺繍は、プリントでは表現できない立体感と、それに伴う高級感が最大の魅力です。
無地の服にワンポイントの刺繍をあしらうだけでも、他にはない付加価値をつけることができます。
プリントとは違い自分で施すことが可能ですから、手持ちの服をアレンジしたいときは刺繍に挑戦してみましょう。

2: 洗濯に強い
プリントは何回か洗濯してしまうと剥がれ落ちてきたり、ひび割れてきてしまうものですが、刺繍はその心配がありません。
服へのダメージが大きい乾燥機を使っても耐えることができます。
ただ、強いといっても何度も洗濯すると色移りや縮みが起こることはあります。
洗濯ネットに入れる、服を裏返しにするなど最低限の対策は念のため心がけるようにしましょう。

3: 細かいデザインも再現
針を何度もさすことで、ある程度細かいデザインでも再現が可能です。
刺繍上級者の中にはまるで写真のような刺繍を施せる人もいるほどです。
もちろんそこまでいくにはかなりの時間と根気が必要ですが、小さなモチーフであれば経験の少ない方でも繊細な刺繍が作れますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

*刺繍のデメリット

1: 時間がかかる
針を何度も刺してイラストや文字を表現する刺繍は、想像しているよりもずっと時間がかかります。
これしかできてないのにもう1時間。。なんてこともザラ。
なので刺繍に充てられる時間が少ない人は、なかなか思うように進まず断念してしまうこともあるようです。
もしプレゼントにと作成を考えている人は、早め早めに進めるようにしましょう。

2: 色や形状に限界がある
プリントと比べると、やはり発色やグラデーションの綺麗さには限界があります。
糸や生地の専門店であれば様々な色の刺繍糸は置いてありますが、なかなか近くにそういったお店がない人もいますよね。
そうなると必然に遠出やネット注文が必要になってきます。

また、金色だったりラメ入りであったりするとかかるコストは格段に上がります。
このような手間やコスト増の可能性も頭に入れつつデザインを考えるようにしましょう。

3: 向いていない生地もある
薄すぎる生地や伸縮性のある生地に刺繍を施すのは、初心者の方にはお勧めしません。
刺繍が浮いてしまったり縫い目がつってシワができたりと様々なトラブルを引き起こしやすいため、避けたほうが無難です。

また初めのうちは、厚すぎる生地や硬い生地への刺繍も注意が必要です。
そのような生地は針を刺すたびに力を入れる必要があるため、手首や腕を痛めやすく長時間続けることが難しくなってしまいがちです。
最初は比較的柔らかく普通の厚みのの生地を選ぶようにしましょう。

□まとめ

この記事では、刺繍初心者さんに向けて、刺繍の基本的な知識や、初心者でも簡単にできる可愛い図案を紹介しました。
刺繍は、時間と根気が必要ですが、完成した時の達成感は何にも代えがたいものです。
ぜひこの記事を参考に、あなたも刺繍の世界に飛び込んでみてくださいね。

刺繍は、ステッチの種類や組み合わせによって、様々な表現をすることができます。
自分の好きな図案を見つけて、自分だけのオリジナル作品を作ってみましょう。
そして、刺繍を通して、新たな発見や喜びを感じてください。

 

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