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江戸時代の家紋とは
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2014.12.24
江戸時代の家紋は、一般庶民も使うことが出来ました。
もちろん、基本的に家紋は武士だけのものでしたが、
その使用の制限はされていなかったのです。
そのため、庶民も使うことが出来ましたし、
紋付きを着用する時などに用いていました。
但し、菊、桐、葵紋はもちろん、領主の家紋はのぞかれます。
これらの家紋は大名家、将軍家などを表すものであるため、
使うことが許されませんでした。
もともとは、武士の身分を区別するために、
家紋は使われていたのです。
しかし、それが次第に庶民にも広がっていきました。
また、氏名を名乗ることを許されていた人たち、
苗字帯刀を許可されていた名主などは、
家紋を堂々と使っていましたし、
住宅の屋根瓦に使っていることもありました。
もちろんこの場合も、
菊、桐、葵紋、領主の家紋は使っていません。
旗本の家紋なども使ってはいけなかったので、
庶民は色々と工夫を凝らして、
オリジナルの家紋をつくりだして
自分の家の家紋として使っていました。