手縫いでワッペンを作るには?気になる作り方をご紹介!

「手縫いでオリジナルのワッペンを作ってみたい」
「ワッペンを作るにはどんな道具が必要なのだろう」
「刺繍糸のワッペンの作り方を知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
デザインが多種多様なワッペンは、服や小物のワンポイントとして活躍します。
そんなワッペンを自分で作れたら、自分好みのものができて楽しいですよね。
そこで今回は、手縫いの刺繍ワッペンの作り方をご紹介します。

 

Contents

□用意するもの

*刺繍糸

6本取りの糸を2本または3本に分けて使います。
ミシン糸や手縫い糸など糸には様々な種類があるので、混同しないように注意しましょう。
刺繍糸はカラーが豊富なので、デザインに合わせてお好みのものを選びましょう。

 

*刺繍針

針穴が2~3本取りの刺繍糸が通る程度の大きさのものを用意します。

 

*刺繍枠

刺繍枠は円形の留具が付いた枠で、留具を調節することで生地がピンと張ります。
生地が動いてしまうと正しい場所に針を通すのが困難になるので、用意しておくととても便利です。

 

*布

刺繍をする生地と、刺繍した布の裏に貼るフェルトが必要です。

 

*はさみ

糸切りばさみと、布を切る裁ちばさみを用意します。

 

*両面接着芯

ワッペンを服や小物につけるためのもので、アイロンの熱で圧着します。

 

□刺繍ワッペンの作り方

*イラストを布に写す

刺繍したいイラストを用意して、トレーシングペーパーなどを使って刺繍する布に写します。
布に描くペンは手芸用の水で消えるチャコペンを使うとよいでしょう。

 

*布を刺繍枠にはめる

布とフェルトを重ねて刺繍枠にはめます。
このとき、叩くと太鼓のような音が出るくらい、しっかりと生地が張った状態にしましょう。

 

*刺繍をする

イラストの中をパーツごとに埋めるように刺繍していきます。
使うステッチは大きく分けて面を埋めるステッチとラインを作るステッチの2種類です。
ステッチのやり方は後に説明します。
面を埋めるには、刺繍したい部分の端から糸を渡して、隙間なく縫っていきます。
隙間ができてしまっても後から足せるので心配はいりません。
面が埋まったらラインを刺していきます。
初心者におすすめなのはバックステッチでしょう。
また、ラインを縫うステッチで面を埋めることもできますが、根気が必要です。

 

*はさみで切る

刺繍枠から布を外し、完成した刺繍の周りを裁ちばさみで切ります。
このとき、服や小物に貼り付けるための両面接着芯も同じ大きさに切っておくとラクです。
布を切る際は、刺繍糸を切ってしまわないようにアウトラインに沿って丁寧に切りましょう。
糸を切ってしまいそうで心配なときは、余白を残して切り取っても構いません。
余白は残したくないけど糸を切ってしまいそうという場合は、一度余白を残して切り取った後、切り取った外側から切り込みを入れて余白を刺繍の裏に織り込むとよいです。

 

*両面接着芯を付けて完成

裏面に両面接着芯を貼れば、アイロンで接着できるワッペンが完成します。
両面接着芯の代わりに手芸用ボンドを使う方法もありますが、ボンドは水に溶けてしまうので洗濯するものには向きません。

 

□ステッチの種類

*バックステッチ

ラインを作るステッチで、最初に刺した穴から一度後ろに戻って前に針を出して進んでいく方法です。
まず裏から表へ糸を出し、針目1つ戻る部分に針を刺しましょう。
次に、最初の針穴から針目1つ進んだところから針を出します。
縫い目の大きさに気をつけながら、以上を繰り返します。

 

*アウトラインステッチ

シャープでくっきりしたラインが描けるステッチです。
曲線は針目を細かくするときれいに刺せ、並べて刺すことで面も埋められます。
アウトラインステッチは右に向かって刺していき、1針分の位置で針を入れ、半分戻って針を出します。
また1針分の位置で針を入れ、半分戻って同じ位置に針を出していきましょう。
重なりを少なくすると細い線になります。

 

*サテンステッチ

面を埋める刺し方で、平行に糸を並べるように刺します。
まずは糸がよれないように中心のあたりに基準となる線を刺しましょう。
そして、そのすぐ横に輪郭線に沿って隙間なく刺していきます。
端まで刺したら中心に戻り、残りを同様に刺していけばできあがりです。

 

*ロングアンドショートステッチ

刺繍の針目の長さを長くしたり短くしたりしながら、サテンステッチのように面を刺繍するステッチです。
広い面積を刺繍する場合、サテンステッチだと針目が長くなりすぎてきれいに仕上がらないので、ロングアンドショートステッチを使います。
まず上の段から、中心から端に向かってサテンステッチと同様に刺します。
糸の長さを変えながら自由な感じで図案を埋めていきましょう。

埋めるときに、できるだけ隣の糸との隙間を作らないようにするのがポイントです。

 

□まとめ

今回は、ワッペンを自作したい方に向けて、手縫いのワッペンの作り方をご紹介しました。
ステッチをマスターすれば、自由自在にオリジナルのワッペンが作れます。
この記事を参考に、お好きなデザインのワッペンを作ってみてはいかがでしょうか。
また、当社はワッペンや刺繍をメインとして扱っており、これらの情報に詳しいスタッフが多数在籍しています。
なにかわからないことがありましたら、当社までお気軽にご相談ください。

 

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