刺繍に向いている生地とは?知っておきたい選び方について解説します

刺繍しやすい生地と、そうでない生地があるのはご存知でしょうか。
選ぶ生地によっては、刺繍できないものもあります。
「刺繍用にわざわざ生地を買ったのに、やりにくくて途中で諦めた」なんてことが起きるのは避けたいですよね。
そこで今回の記事では、刺繍専門店が刺繍に向いている生地の選び方をご紹介します。
 
 

□刺繍に向いている生地とは?

 
どのような生地が刺繍に向いているのでしょうか。
具体的に生地を1つずつ挙げて見ていきましょう。
 
最初に紹介するのは、綿素材の生地です。
あらゆる素材で最も一般的な綿は、刺繍の生地としても最適です。
適度な柔らかさがありつつ、布地が詰まっているため、初心者の方でも簡単に針を進められるでしょう。
 
また、ツイル生地も刺繍向きの素材です。
ツイルは、チノパンに使われている素材で、布目が斜めになっているのが特徴的です。
こちらも針が刺しやすく、初心者向きと言えるでしょう。
 
次に紹介するのは、シーチングという生地です。
あまり聞きなれない名前ですよね。
元々寝具やまくらカバーといった寝具に多く使われており、太めの生地で平織りされているのが特徴的です。
 
シーチングは針が通りやすいことはもちろん、リーズナブルという観点から刺繍向きの生地として紹介しました。
刺繍はやればやるほど上達するものですから、たくさん生地を購入して練習しましょう。
 
さらに、リネンやガーゼといった生地も刺繍の素材として活用できます。
一見、生地が薄く目が粗いため避けてしまいがちですが、実は接着芯を使うことで針が通しやすくなります。
 
このように、ちょっとした工夫で、初心者の方でも挑戦できる生地は増えるため、いろいろ試してみても良いかもしれませんね。
 
 

□刺繍用生地の選び方のポイントを紹介します

 
針が通る生地であればすべて刺繍できますが、初心者の方にとってはやりづらい生地が存在します。
この章では、生地を選ぶ際に気を付けてほしいポイント3つを紹介します。
生地選びにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
 

*織りが均一になっているか

 
織りが均一で、きれいに揃っている生地は刺繍しやすいです。
また、同じ生地でも購入する場所やその価格によって布目の粗さが異なります。
安価な生地は布目が詰まっていなかったり、ガタガタしていたりするため、値段につられずにきちんと自分の目で確かめてから布を購入しましょう。
 
布目がスカスカな生地を選んでしまうと、仕上がり後に上手く面が埋まらない可能性が高いです。
 

*布の厚さを実際に触って確認したか

 
厚すぎる布は針が通りづらくて刺繍に向いていませんし、その一方で生地が薄すぎてもいけません。
 
帆布のような厚い生地は、刺繍するときに力が必要で、指や手首を痛める可能性があります。
最悪の場合は、針が折れてケガをすることもあるため注意しましょう。
どうしても厚目の布に刺繍を施したい方がいらっしゃいましたら、業者に相談してみることおすすめします。
 
また、極端に薄い生地に刺繍するとその線がぼけて見えなかったり、糸がつったりすることが起きます。
程よい厚さの布を選びましょう。
 
そして、布の厚みを確認するには、実際に手に取ることがポイントです。
布の種類に慣れてくるまでは、できるだけネット上で購入することは避けて、店舗で購入すると、そういった失敗をなくせるでしょう。
 

*伸び縮みしないか

 
伸び縮みしやすい布は刺繍向きではありません。
特にストレッチ生地のものには気を付けましょう。
これは、刺繍枠に張るときに生地が伸びてしまって、完成後に枠を外すと生地が縮んでしまって刺繍糸が浮いてしまうためです。
 
 

□刺繍糸や針にも選び方がある?

 
生地さえ刺繍に向いていれば、上手く刺繍できるのかというとそうではありません。
生地と同じように刺繍糸や針の選び方にも注意が必要です。
 
例えば、生地に綿を選んで、針にクロスステッチ刺繍針、糸は普通の縫い糸で、イラストを刺繍するとしましょう。
これでは糸が太すぎて、出来上がりが糸ばかり目立つものになってしまいます。
また、クロスステッチ刺繍針は針が太くイラストの刺繍向きではありません。
 
このような選択をしてしまうと、作業がしにくいだけでなく、見た目もしっくりとしない出来上がりになってしまいます。
 
まず、イラストを刺繍する場合は普通の刺繍針を使って、糸も刺繍糸を使いましょう。
普通の刺繍針はクロスステッチ刺繍針と比べると針自体が細く作られており、細かいイラストに向いています。
 
クロスステッチは専用の生地と針があるため、初めての方はそちらを利用することをおすすめします。
専用の針は針穴が大きいため、太めの刺繍糸でも通しやすいでしょう。
クロスステッチには6本取りの刺繍糸をそのまま使うのが一般的です。
 
このように、刺繍の種類によってステッチ道具を選択することが重要です。
もし最適なものが自分で判断できなかったら、手芸店の店員さんに聞いてみると良いでしょう。
 
 

□まとめ

 
今回は刺繍用の生地の選び方について詳しく解説しました。
これから刺繍を考えている人は、ぜひこのポイントを意識してみると良いでしょう。
また、当社では刺繍専門の職人たちがオーダー刺繍を承っております。
何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。