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刺繍で使うべき生地の種類とは?生地の特徴や選び方を解説します!
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2023.02.28
刺繍に興味を持っている方の中には、道具選びや生地選びに困っている方も多いのではないでしょうか。
特に生地は様々な種類があり、最初は何を選ぶべきかわかりませんよね。
その種類によって縫いやすさや、作りたい作品との相性も異なるため、どんな特徴があるか知らずに選ぶと後悔してしまうでしょう。
今回は生地の種類や、刺繍に適した生地の特徴について紹介し、具体的な選び方について解説します。
□生地の種類
今回は、よく使われるものを4つ紹介します。
1つ目は、綿です。
綿は様々な製品に使われている素材で、刺繍の作品にも最適な素材です。
柔らかく布地が詰まっているため、初心者でも縫いやすい素材でしょう。
2つ目は、ツイルです。
ツイルは布地が斜めになっていることが特長です。
市場にある製品では、チノパンに使われている素材です。
ツイルは針を通しやすい素材のため、初心者でも扱いやすい素材でしょう。
3つ目は、シーチングです。
シーチングは平織りにした布地で、針を通しやすい点が初心者におすすめのポイントです。
最大の魅力は、価格が比較的安く、失敗しても困らない点でしょう。
特に初心者のうちは失敗しやすいため、何度も失敗を重ねて上達していくことが大切です。
シーチングのように価格の安い生地は、練習用の素材としても最適でしょう。
4つ目は、リネンやガーゼです。
これらの生地は薄く目が粗いことが特長で、一見初心者には扱いづらい素材に思われます。
しかし、接着芯を使うことで針が指しやすくなり、初心者でも扱いやすくなります。
□刺繍に向いている生地の特徴
使いやすい素材の特徴は、主に4つあります。
1つ目は、図案が写しやすいことです。
刺繍は図案にそって作成していくため、図案をうつす作業は仕上がりにも直結します。
デザインが細かい図案のように再現性が重要な図案では、できるだけうつしやすい生地を選びましょう。
2つ目は、織が均等であることです。
織が均等かどうかは、刺繍のしやすさにも影響します。
例えば目の数を数えて刺繍する場合、織が均等であるほど目安として見やすくなります。
刺繍する図案に応じて、織が均等なものを選びましょう。
3つ目は、厚さが適切であることです。
刺繍の布は、厚すぎても、薄すぎても縫いにくくなってしまいます。
厚すぎると針が刺しにくくなり、薄すぎると安定して縫い進めるのが難しくなってしまいます。
適切な布の厚さを考えて、布を選びましょう。
4つ目は、伸縮しにくいことです。
伸縮しやすい布は刺繍している最中でも伸びやすく、ヨレや刺繍のズレの原因になってしまいます。
途中で布地が伸びることなく、刺繍がずれることの少ない、伸縮しにくい素材を選びましょう。
□生地の選び方
これまで紹介した生地の特徴も踏まえながら、具体的な選び方について解説します。
1つ目のポイントは、実際に目で見て選ぶことです。
生地は同じものでも個体差があり、価格や購入場所によって大きく異なります。
近年はインターネットでも購入できますが、できれば実際に確かめてから購入しましょう。
実物を見る際のポイントは、布目の粗さや、織が均一かどうか、です。
特に安いものでは、布目が粗いことがあります。
価格の安さから実物を確かめずに購入してしまうと、布目が粗い場合があります。
このような場合は、仕上がりも悪くなってしまうため、布目が詰まっているか確かめましょう。
2つ目のポイントは、実際に触ることです。
生地の厚さは針の通しやすさや、縫いやすさに影響します。
特に厚いものの場合、針が通りにくくて手が疲れてしまう場合があります。
針の太さに対して厚すぎるものは、針が折れる場合もあるため注意しましょう。
このような生地を選ばないためには、生地を実際に触ることが大切です。
店舗では実際に生地を確認したり、触れたりするため、生地選びに慣れていないうちは店舗で購入しましょう。
3つ目のポイントは、生地や刺繍の種類に合わせた糸や刺繍針を選ぶことです。
刺繍に適した生地だけあっても、針や糸が不適切なら、良い作品は作れません。
糸や刺繍針は、生地との相性を考えて選ぶ必要があります。
例えば通常の刺繍をしたい場合、クロスステッチ刺繍針は比較的太い針のため、縫い進めるのに時間がかかってしまいます。
刺繍の方法や、作りたい作品に合わせて、刺繍針も適切に選びましょう。
また、糸の太さも生地に合わせて選ぶ必要があります。
糸が太すぎると、生地に対して糸だけが目立ってしまい、糸が細すぎると、反対に生地が目立つ仕上がりになってしまいます。
刺繍方法や生地に合わせた針と糸が選べない場合、店舗で聞きながら選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回は、刺繍で使うべき糸の種類や、糸の特徴、選び方について解説しました。
特に初心者の間は、生地選びに失敗してしまうことが多くあります。
生地を選ぶ際は、できるだけ実際に見て、手に取って確かめるようにしましょう。
この記事がお役に立てますと幸いです。