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刺繍ワッペンを使ったブローチとは?作り方を解説します!

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2023.06.14

刺繍糸で紡がれる手のひらサイズの芸術品。
刺繍ワッペンブローチとは、それを補強し、持ち歩けるよう加工したものといえます。

その作り方は意外にも簡単。
刺繍に凝っている方、初めてみたいと思う方、まずはどうやって作るのかからでも見てみませんか。
今回は、刺繍ワッペンブローチの作り方をご紹介します。

 

□刺繍ワッペンブローチの作り方

簡単に作れる刺繍ワッペンブローチの作り方について、ご紹介します。

1.ワッペンを貼る
フェルトにワッペンを貼り付けます。
アイロンを使い、当て布をしてぎゅっと押し当ててください。

その後は裏側からもしっかりアイロンを押し当て、フェルトとワッペンをくっつけます。
両面からプレスする気持ちで押し当ててください。

また、裏側から貼り付けるときには当て布をしなくても構いません。

2.切り取る
ワッペンの外周から5ミリほどを残し、外側のフェルトを切り離します。
このとき、複雑な形のものは綺麗に5ミリ残して切り離すのでなく、大まかな形に沿って切り離してください。
その方が最後、ブローチにしたときの強度に繋がります。

3.同じ形のフェルトを用意する
切り離したフェルトからでも良いですし、新しいフェルトを用意しても構いません。
2で作ったフェルトと同じ形に切ったものを、もう一枚用意してください。

4.ピンを用意する
3で用意したフェルトに造花ピンを取り付けます。
このとき、きちんと縫い付けられるかどうかが最終的な強度に大きく関わる重要な工程です。

これで、ブローチになる布は用意できました。

5.ブローチの金具と絵柄を合わせる
4で作ったブローチになる布に、2で作ったブローチの絵柄になるワッペンを合わせます。

今回はブリックステッチという縫い方をおすすめします。
これはビーズを入れながら縫っていくビーズステッチの一種です。

 

□刺繍から自作する場合の作り方

ワッペンからブローチを作るのは工程が少ない分失敗しにくいですし、ワッペンの質も一定で保証されています。

しかし、やはり手作りの醍醐味は1から作り上げるもの。
刺繍から作り上げていきたい、と思う方も多いでしょう。

1.図案を用意する
刺繍で描きたい道しるべを布に写します。
直接書いても良いですが失敗したときに消しにくいリスクもあるため、一度型紙に描き起こし厚紙を使って描き写すのがおすすめです。

刺繍自体が初心者の場合は細かすぎない図案にしておくと作りやすく、失敗しにくい図案になるでしょう。

また、このとき図案は布の端すぎない位置に書くのがポイント。
布を使いすぎないように、とあまりにも端に書いてしまうと刺繍枠をはめて刺繍しようとしたときに刺繍枠に収まらない可能性があります。

2.刺繍する
先ほどのブローチと同じく、布の下にはフェルトを添えます。
フェルトと布を重ねた上で刺繍枠にはめれば、フェルトにも刺繍されてより強度が増すでしょう。

フェルトも重なっている分通常の刺繍より布が分厚く感じるかもしれませんが、フェルトは針を通しやすいです。
少し勝手は違うかもしれませんが、とんでもなく高い難易度になる、なんてことはありません。

3.切り取る
できあがった刺繍を、先ほどと同じように周囲5ミリ程度残して切り離します。

また、こちらも先ほどと同じように同じ形のフェルトをもう一枚用意してください。

4.ブローチにする
刺繍していない方のフェルトに、ブローチピンとなる金具を取り付けます。

このとき縫い付ける固さや糸の量によって、最終的なブローチとしての金具が大きく左右されます。
しっかりきつめに縫い付けましょう。

その後、2枚のフェルトを縫い合わせます。
縫い方にはさまざまな種類がありますが、最も定番のものとしては刺繍糸で刺繍の周囲を枠を作るように縫っていく縫い方でしょうか。
布が見えなくなりますから、刺繍糸しか見えない方がブローチとして美しいと思う方も多いでしょう。

 

□刺繍ワッペンブローチの活用方法

では、こうして作ったワッペンブローチはどんな場面でどんな風に使えるのでしょうか。

 

*洋服に取り付ける

例えばシャツに取り付けると、無地や目立たない柄のシャツにワンポイントが追加されて雰囲気が出ます。

また、汚れや穴も隠せます。
一箇所だけ汚れてしまったけれどまだ使いたい、という洋服をアレンジするのも良いでしょう。

ブローチをもっと主役に見せたい、という場合は帽子に取り付けるのもおすすめ。
シンプルなベージュ単色の帽子にワンポイント添えられたブローチはまさに主役で、それも手作りとなれば話題にもなります。
こちらは、円形のブローチが特に合いそうです。

 

*身近なアイテムにもワンポイント

例えば毛糸や厚手の生地で作られた鞄であれば、元々持つ温かみがブローチの刺繍とよく似合うでしょう。

四季に合わせてブローチを変えてみたり、逆に同じブローチを使いつつアイテムを変えてみたり。

簡単に位置を変えられるのがブローチですから、あまり深く考えず取り付けて出かけてみて、なんだか違うな、と思ったら取り外す、を繰り返すと良いでしょう。

 

□まとめ

ブローチは美しいですが、ただワンポイント取り付けるだけであればワッペンのままで十分可能です。
それでもブローチにする最大のメリットは、後から動かせること。

今日はここに、明日はこっち、いつもは付けない、といった多くの選択肢を選べる自由の幅こそがブローチの魅力といえるでしょう。

 

 

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