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刺繍加工の魅力と種類をご紹介!失敗しないための刺繍加工の選び方と注意点
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2019.12.14
「自分だけの刺繍加工に興味がある」
「刺繍加工の魅力が知りたい!」
このように、お考えの方はいらっしゃいませんか?
刺繍加工のしてあるオリジナルウェアは、高級感があってかっこよく見えますよね。
刺繍加工にもいくつかの種類があります。
事前に刺繍加工に関する知識を持っていれば、オリジナルウェアを作る際の選択肢を増やせるでしょう。
もちろん、他にもプリント加工という方法も存在します。
しかし、刺繍加工には、刺繍だからこそ出せる魅力もあるのです。
この記事では、刺繍加工の魅力と、どのような種類があるかについてご紹介します。
刺繍加工の魅力
刺繍加工とは?
まず、ここでは刺繍加工についてご紹介します。
刺繍加工とは、針に通した糸を用いて、布の上に絵や文字などのデザインを施していく加工方法のことです。
刺繍によって、立体感や高級感のある表現ができる点が特徴でしょう。
プリント加工に比べ刺繍加工は耐久度に優れているため、ユニフォームや作業着へ加工される場合が多いです。
また、衣服に直接縫うことで加工するほかに、ワッペンに刺繍加工を施す方法もあります。
この方法だと、直接縫う場合に比べ、取り外しが容易になるというメリットがあります。
オリジナルウェア製作の刺繍加工
オリジナルウェア製作の場合は、「ネーム刺繍」と「ロゴ刺繍」という方法があります。
ネーム刺繍は、刺繍機という機械を用いて、機械に入っている書体を使って刺繍を行う方法です。
オリジナルウェアに文字を刺繍したい場合は、この方法になるでしょう。
ロゴ刺繍は、ネーム刺繍とは違い、お客様のオリジナルの形を型として刺繍を行う方法です。
チームロゴや、校章などを刺繍する際にはこの方法になります。
刺繍加工の魅力
ここまで刺繍に関してご紹介してきましたが、ここからは刺繍加工が持つ魅力についてご紹介します。
刺繍加工の大きな魅力として挙げられるのが、その立体感と高級感です。
刺繍加工では、プリント加工とは違い、糸を縫い付けていくことでデザインの加工を施していきます。
そのため、その部分が立体的になり、その立体感が高級感を生み出してくれるでしょう。
また、刺繍加工は洗濯にも強いという特徴があります。
プリント加工が、洗濯や乾燥機によってはがれてしまったという経験をされた方もいらっしゃると思います。
その点、刺繍加工では糸を縫い付けているため、洗濯機や乾燥機にかけてもはがれにくく、非常に丈夫です。
その特徴から、洗濯頻度が高くなりがちなタオルやユニフォームに採用される場合が多いです。
衣類である以上、洗濯や乾燥機にかけることは避けられないでしょう。
そのため、洗濯に強い刺繍であれば、長く使い続けられるためオススメです。
刺繍加工の種類
刺繍加工も、何を刺繍したいのかによっていくつか種類が存在します。
目的別に加工方法を知っていれば選択肢も広げられるでしょう。
ここでは、加工の種類についてご紹介していきます。
ネーム・お名前刺繍
ネーム・お名前刺繍は、お客様が持っているアイテムに、ロゴマークやネーム刺繍を施す刺繍加工です。
作業着やユニフォームに、お名前やチーム名、チームロゴを刺繍したいときには、この方法をオススメします。
ロゴマークがまだお決まりでない方は、当社でデザインのご提案も対応いたしますので、ご相談ください。
デザイン刺繍
デザイン刺繍は、お客様が持っているアイテムに、お気に入りのロゴマークやデザインの刺繍を施す方法です。
チームやお店のロゴ、また、オリジナルのデザインや形を刺繍したいときには、この方法がオススメです。
こちらも、ロゴマークのご提案を当社で対応いたしますので、ご気軽にご相談ください。
キャップ・帽子刺繍
キャップ・帽子刺繍は、野球チームや応援に最適なキャップや帽子にロゴや文字の刺繍を施す方法です。
場所や大きさは自由に選んでいただけます。
通常の刺繍の他に、立体刺繍も存在します。
魅力の部分でも触れましたが、立体的な刺繍はキャップや帽子に高級感のある印象を与えてくれます。
キャップや帽子に刺繍を入れるだけでも、その帽子にインパクトを与えられるでしょう。
平凡なキャップや帽子に、チームロゴやマークを刺繍してかっこよくしたい、応援に使いたいという方にオススメです。
その他の刺繍
記念品やウェルカムボードなど、思い出に残しておきたいアイテムへの刺繍加工も施せます。
お気に入りのバッグや、贈答用のハンカチなどに刺繍を施すことで、特別感を与えられるでしょう。
当社では業務用大量オーダーから個人様の1点ものまでご対応します。
ぜひお気軽にご相談ください。
刺繍加工の縫い方の種類
刺繍加工には、糸の縫い方によって様々な種類があり、それぞれに特徴や用途が異なります。
デザインや仕上がりのイメージに合わせて適切な縫い方を選ぶことが、刺繍加工を成功させるための第一歩です。
ここでは、代表的な刺繍加工の種類とその特徴について詳しく解説していきます。
1:サテン縫い
サテン縫いは、最も一般的な刺繍加工の種類です。
糸を密に重ねて縫うことで、なめらかで光沢のある美しい仕上がりを実現します。
線のデザインや細かい表現に適しており、ロゴや文字、繊細な模様などを美しく表現したい場合に最適です。
2:タタミ縫い
タタミ縫いは、サテン縫いよりも糸の密度が低く、広い面積を埋めたい場合に適しています。
塗りつぶしやグラデーションなど、均一な色合いで表現したいデザインに最適です。
ただし、同じ場所を何度も縫うため、サテン縫いに比べてフチがガタつきやすいという特徴があります。
3:走り縫い
走り縫いは、サテン縫いよりもさらに糸の密度が低い縫い方です。
点線や細かい模様など、繊細な表現に適していますが、糸が薄いため強度が低く、耐久性に劣ることがあります。
強度が必要なデザインには適していないため、注意が必要です。
刺繍加工の注意点
刺繍加工は、デザインや素材によって仕上がりが大きく変わります。
失敗なく、理想通りの刺繍を実現するためには、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。
ここでは、刺繍加工でよくある失敗例や、注意すべきポイントについて解説していきます。
1:文字の大きさ
刺繍加工で文字を表現する場合、文字の大きさが重要です。
小さすぎる文字は、刺繍糸の太さや縫い目の影響で潰れてしまい、読みにくくなってしまうことがあります。
特に、1センチメートル以下の文字は、潰れやすいので注意が必要です。
2:線の太さ
線の太さも、刺繍加工の仕上がりに大きく影響します。
細い線は、刺繍糸の太さによって太く見えたり、線が途切れて見えたりすることがあります。
特に、伸縮性のある素材に刺繍する場合は、線幅を2ミリメートル以上にすることをおすすめします。
3:刺繍位置のズレ
刺繍加工は、生地に直接縫い付けるため、位置決めが非常に重要です。
しかし、生地の伸縮やミシンの仕様などによって、どうしてもズレが生じてしまうことがあります。
特に、フロント中央(胸部)への刺繍位置は、首元(襟元)のリブの中心を基準に制作されることが多いですが、生地の個体差によって、身幅の中心とズレが生じる場合があります。
最大で5ミリメートル程度の誤差が生じる場合があることを理解しておきましょう。
4:塗りと線のズレ
塗りと線を含むデザインでは、縫い目の影響でズレが生じる可能性があります。
特に、細かいデザインや複雑なデザインの場合には、ズレが目立ちやすいため注意が必要です。
刺繍加工の裏側処理
刺繍加工の裏側は、糸の処理方法によって仕上がりが大きく変わります。
見た目には見えない部分ですが、裏側の処理が雑だと、表面の糸がほつれてしまうことがあります。
ここでは、刺繍加工の裏側処理について解説していきます。
1:通常処理
通常、刺繍の裏側の糸を3ミリメートル残す処理をします。
これは、糸をカットしすぎるとほつれの原因になるため、ほつれを防ぐために必要な処理です。
糸が少し残っていても、表面の品質を保つための処理なのでご安心ください。
2:ヒートカット処理
裏面の糸を全く残したくない場合は、「ヒートカット処理」という方法があります。
ヒートカット処理は、飛び出した糸だけを熱で溶かして処理する方法です。
ただし、カットした部分は糸が固まるため、地肌に直接着る場合は、下にインナーを着るか、カットのみがおすすめです。
また、ヒートカット処理は、1枚1枚熱でカットしていくため、非常に手間のかかる作業です。
3:デザインによる違い
デザインによっても、裏側の糸の量が異なります。
縫い終わりに糸が飛び出るため、筆記体の文字などシンプルでつながったデザインであれば、裏側の糸の飛び出しは少なく済みます。
一方、密集したデザインや小さい加工などでは、糸の飛び出しが多くなります。
特に、小さな文字や密集しているけどつながっていないようなデザインは、針が同じ場所を行き来して糸を切るため、自然と裏側に出る糸が多くなります。
まとめ
今回は、刺繍加工の魅力とその種類についてご紹介しました。
刺繍加工の魅力や、どんな種類があるのかを少しでも知っていただけたら幸いです。
この記事で刺繍加工が気になった方は、刺繍加工で自分だけの素敵なアイテム作りをオススメします。
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