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熱転写シートとアイロンを使ったプリント加工をご紹介します!

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2020.12.28

アイロンプリントシートという道具をご存知でしょうか。
これはアイロンを使って熱で図案を布地に転写するための道具です。
裁縫が苦手な方でも手軽にオリジナルのTシャツや小物をアレンジできるものなっています。
今回はその使い方やメリット・デメリット、その種類についてご説明します。

 

□アイロンプリントシートとは?

アイロンプリントシートとは序論でも述べたように、アイロンの熱を利用して図案を布地に転写するものです。
子供の体操服のゼッケンを貼り付けたり、裁縫が苦手な方が洋服や小物をアレンジしたりする際に使用します。
簡単に好きな図案を転写できるため、とても便利な道具です。

そこで、このシートについてその種類と選び方について確認しておきましょう。

まず、転写シートと呼ばれる種類があります。
これは専用用紙にプリンターで図案を印刷したものをアイロンで貼り付けるタイプです。
自由度が高く、文字やイラスト、写真など様々なものをプリントできます。
そのため、ゼッケンやTシャツ、小物に至るまで幅広い活用ができるでしょう。

次に、ラバーシートと呼ばれる種類があります。
これは正方形のシートをハサミやカッターなどで好きな形にくり抜き、生地の上に乗せてアイロンで貼り付けるものです。
綺麗にくり抜くのは高度な技術が必要になりますが、その分、転写シートと比較してはっきりとした発色の図案にできるでしょう。

では、このシートはどのように選んだら良いのでしょうか。
選び方としては生地の素材や色、プリンターが対応しているかといったポイントがあります。
このシートは基本的に熱に強い素材向けに作られていますが、熱に弱い素材向けに低温で貼り付けられる化学繊維用のものもあります。

色に関しては淡色と濃色があり、貼り付ける素材の色によって使い分けることをおすすめします。
この種類を間違えると、プリントがぼやけてしまったり、余白の色が透けてしまったりすることがあるでしょう。

また、プリンターに対応しているかといった点も重要です。
インクタイプや印刷タイプを見て、対応可能かどうか確認しておきましょう。

 

□アイロンプリントシートの使い方とその注意点とは?

ではこのシートを貼り付ける手順を把握しておきましょう。

まず、パソコンで貼り付けたい図案を作成します。
その図案をシートに印刷したら、プリントしたい部分をシートから切り抜きましょう。
次に、切り抜いたシートをTシャツの上に乗せ、アイロンで接着します。
シートが冷めたことを確認したらゆっくりシートを剥がします。
最後に仕上げ用シートを接着した箇所に乗せ、再度アイロンをかけましょう。

以上が大方の手順となっており、誰でも手軽にできるものとなっています。
しかし、何点か注意点があるので確認しておきましょう。

まず、アイロンは横に滑らせず、しっかりと上から押すことを意識する必要があります。
均一に体重をかけてしっかり縦に押します。
横に滑らせてしまうと、接着にムラができてしまう恐れがあるので、アイロン面が凸凹しているものは特に注意する必要があるでしょう。

また、熱転写後のシートは完全に冷めてから剥がす必要があります。
冷めきっていないうちにシートを剥がしてしまうと、プリント箇所が剥がれてしまうかもしれません。
完全に冷めるまで待った方がプリントは上手くいくでしょう。

 

□アイロンプリントシートのメリット・デメリットとは?

種類ややり方を押さえたら、メリットやデメリットをここで把握しておきましょう。

まずこのシートの大きなメリットは好きなアレンジを容易に早くできることです。
図案を印刷してアイロンで貼り付けるだけなので簡単です。

しかし、デメリットとして、自分で作る場合は上手くいかないケースがあるということです。
印刷時と接着時に失敗する場合が考えられるでしょう。
印刷設定の誤りやインク不足によって印刷がかすれたり、滲んだりすることがあります。
また、接着時にアイロン温度が低すぎて印刷が移らなかったり、逆に高温すぎて変色したりするケースがあります。

また、アイロンプリントにそぐわない生地があるということもデメリットの一つでしょう。
よく伸び縮みする生地の場合、プリントがひび割れてしまったり、ポリエステル系やメッシュ生地の場合、うまく色が転写できない可能性が考えられます。
このシートを扱えない特殊な生地でアレンジを施したい場合、他の選択肢を考慮した方が賢明です。

また、シートを扱う際は種類によって適切な温度や圧着時間は異なるのでこの点もしっかり確認しておきましょう。
確実に接着を行いたいのであれば、業者に相談することおすすめします。

 

□まとめ

アイロンプリントシートには様々な種類があります。
種類によって接着時間や適切温度は異なるので注意しておきましょう。
メリットとしては簡単に好きなアレンジができることです。
プリンターで印刷し、アイロンで圧着するだけなので手軽にできることがポイントです。

 

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