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ワッペンの上手なつけ方について紹介します!

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2021.03.14

「ワッペンを衣服に付けたいけど方法が分からない」
「上手くワッペンを付けたい」
このようにお考えの方はいませんか。
ワッペンは基本的に一回きりなので、緊張すると思いますが、上手くいく方法を知っているだけで精神的に楽に作業できるでしょう。
今回はワッペンを上手につける方法と注意点を紹介します。

 

□ワッペンを付けるいろいろな方法

ワッペンはアイロンで糊(のり)を溶かして付けますが、手縫いでも付けることは可能です。
また、追加で手縫いをすると頑丈に付くので、元気なお子さんの服に付ける場合に一緒に補強すると良いでしょう。

手縫いでする方法はまつり縫い、バックステッチ、グラインドステッチなどを利用すると良いです。

次にアイロンです。
代表的な方法で、後ほど詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

最後にミシンです。
サイズが大きい場合はミシンを利用すると手縫いに比べて楽にできるでしょう。
また、頑丈にできるので強度が欲しい場合にも最適です。

 

□アイロンワッペンを付ける手順と方法

では、実際にアイロンワッペンを付ける詳しい手順を紹介します。

1つ目に付ける場所を決めましょう。
付けてしまうと変更できないので、付ける位置に置いてみて全体的にどのようなデザインになるのかを試してみると良いです。
また、位置が決まった場合は忘れないように印を書いておくと良いでしょう。

2つ目はタグを確認して生地にアイロンを利用しても良いか確認します。
対応していないのに、気づかず使用すると生地自体が傷んで使えなくなる可能性があるので、必ず確認しましょう。

3つ目はアイロンを中温に設定します。
しかし、基本的には中温ですが、温度設定が違う場合もあるので、ワッペンの説明書を見て確認しましょう。

4つ目はワッペンを付ける位置に置きます。
この時には強度の低下の原因になる、糸くずなどが入り込んでいないかを確認します。

5つ目はワッペンをマスキングテープでずれないように固定しましょう。
物によっては接着力が強力すぎるものや、高温になると糊が移る可能性があります。

6つ目はあて布を重ねます。
あて布はワッペンと生地がダメージを受けないために使用します。
しかし、あて布が厚すぎると熱が伝わらずに糊が完全に溶けない可能性があるので、薄手の布を選ぶと良いでしょう。

7つ目に仮止めをします。
ここからアイロンを実際にかけていく工程です。
この時には横に動かさずに、5秒程度あて布の上から垂直に力を加えます。
まだ仮止めの状態なので、長く当てないようにしましょう。

8つ目に場所を固定するためのテープを剥がします。
一度ワッペンを少し触ってみて接着されているかを確認した後に、テープを剥がします。

9つ目にワッペンを完全に接着します。
当て布を再度かぶせて、5秒単位でアイロンを押し当てます。
この時に30秒程抑えると良いでしょう。
この作業を数回繰り返すとさらに強度が増します。

 

□補強するための方法

本来ならば以上の方法で作業は完了ですが、頻繁に利用する服などにつける場合は剥がれないか心配になるでしょう。
その時にはこの項で紹介する2つの方法で補強するとより剝がれにくく仕上げられます。

1つ目は貼った場所の裏からアイロンを当てることです。
ワッペンを付けた際に表からかけた場合だと、まだ接着できていない部分が残る可能性があります。
完全に付着させるために、生地の裏からもかけるとより強度が上昇します。
しかし、布の生地が裏表で違うものが使用されている場合は裏の生地がアイロンを使用可能なのかを確認してから作業しましょう。

2つ目は端を糸で止める方法です。
接着を強固にしても洗濯を何度もしているうちに、剥がれてくる場合がありますが、端の部分を糸で縫っておくと保持できます。
もし、「糸が目立ってなんか嫌だな」と感じるようであれば、ワッペンの同系統の薄い色を使用すると目立ちにくく仕上げられます。

 

□ワッペンを付ける際に気を付けること

最後に作業をする場合に気を付けるポイントを紹介します。

1つ目は生地のタグを確認することです。
ワッペンを付けるときにはアイロンをかけますが、付ける生地が対応しているかを確認しましょう。
アイロンは基本的には中温を利用するので、中温が対応していれば大丈夫でしょう。

2つ目はふかふかしている生地には接着しにくいことです。
キルティングや毛布などの生地は糊を完全に付けられないので、アイロンだけだとすぐに剝がれるでしょう。

3つ目はワッペンに向いていない生地に付ける場合は縫い付けることです。
1つ目と2つ目はワッペンに向かない場合を紹介しましたが、それでも付けたい場合はまつり縫いで付けましょう。

 

□まとめ

今回はワッペンを上手につける方法と注意点を紹介しました。
単に付けるだけでなく、強度が心配な時に補強する方法を紹介したので、知らない間に落ちていたというようなことは避けられます。
皆さんもこの方法を活用してワッペン付けを得意分野にしましょう。

 

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