情報ブログ

Home > 情報ブログ > 名前のイニシャルを刺繍で作りたい!刺繍の種類ごとのやり方を解説します!

名前のイニシャルを刺繍で作りたい!刺繍の種類ごとのやり方を解説します!

情報ブログ

2021.09.14

刺繍をする際に誰かに渡す場合や使う人が決まっている場合は、イニシャルを入れたい方も多いでしょう。
そして、イニシャルを入れるにしても、いくつかの刺繍の方法を知っておくことで、使い分けが可能になります。
今回はイニシャルを刺繍で作るやり方を2つ紹介します。

 

□アウトラインステッチの方法

最初に紹介するのはアウトラインステッチです。
これは、線を縫う際に使用する基本的なステッチです。
特徴としては、立体感があり、ロープのように見え、イニシャルをつくるだけでなく、絵を表現する際に輪郭をかたどる際に使用することが多いことが挙げられます。
このように、汎用性に富んだ縫い方なので、是非とも身に着けていただきたいです。

最初に道具を紹介します。
必要になる道具は、刺繍糸と布、刺繍針、定規、フリクションペン、糸切りばさみ、刺繍枠です。
刺繍針は7番、8番を使用すると良いでしょう。

次にやり方を紹介します。
慣れていない方は、2本取りか3本取りにすると縫いやすくなります。
ただし、繊細な作業をする場合は1本で構いませんし、立体感を強調したい場合は4本取りにすると良いでしょう。

いよいよ刺繍の作業の説明に入ります。
1つ目は、縫い始めの場所に針を出し、針を通しきったら進行方向に針を刺します。
この時の幅は、おおよそ3ミリ程度にすると良いでしょう。

2つ目に糸を少し残しておき、最初に針を出した場所と同じ場所から針を出して、引き出します。
この時に布の裏にある玉留めを針で刺さないようにすることがポイントです。

3つ目は、進行方向の先頭にある糸を通した部分からさらに進行方向に3ミリほど進んだ次の場所に針を刺します。
そして、先ほどと同じように、針を刺した場所から1つ前の針を刺した部分に戻り、針を引き出します。

これらの作業を繰り返すことによって、紐のような模様になっていきます。
ポイントは、布に対して手前側に残してある糸を避ける向きを全て同じようにそろえることです。
もし、糸を避ける際に上下がばらばらになっている場合は、きれいなひも状の模様が作れません。
他にも糸を引き抜く力は、針を刺す間隔を統一することで、よりきれいに仕上がります。

最後に縫い終わる際には、最後に針を刺した部分に針を刺します。
そして、布を裏返して、玉留めを行って完成です。
玉留めをする際に近くにある縫い目を何回か糸をひっかけてから切ると、途中から縫ったり、近くから縫い始める際に玉留めが邪魔にならずに、縫いやすくなります。

以上でアウトラインステッチの紹介は終了です。
これは、イニシャルを刺繍で作る時以外にも、絵柄をつくる際の輪郭にも使用できるので、是非とも覚えておきたいですね。

 

□チェーンステッチの方法とは?

次にチェーンステッチです。
チェーンステッチとは、チェーンのような模様になる刺繍です。
線をつくって、文字をつくる場合や、輪郭の内側を埋めるために使用する場合が多いです。

使用する糸は、一般的な25番糸が刺繍しやすいです。
また、刺繍糸は糸に合った号数の針を使用します。

次に手順を紹介します。

1つ目は、刺繍を行いたい部分に線を描きます。

2つ目は、刺繍の開始点から針を出して、また同じ穴に刺します。
そうすると、輪ができるので、次にそのまま次の進んだ場所から輪をひっかけるようにして針を出します。
この時の縫う感覚は好きなようにすると良いですが、慣れていない方は3ミリ程度がおすすめです。

3つ目は、先ほど針を出した穴にもう1度針を戻し、できた輪に針をひっかけるように、糸を引き出します。

4つ目は、針を出した場所に針を戻します。
この作業を繰り返すことで、チェーンのような模様をつくれます。

5つ目は、最後に止める方法です。
縫い終わる場所に到達すると、今までは輪の中に針を戻していましたが、最後は輪の外側に針を刺して、糸を引きます。
こうなると、針は裏にあるので、玉留めを行って完成です。

この際に近くの縫い目に数回ほど糸を巻き付けてから糸を切ります。
こうすることで、再開する場合や近くから始める際に玉留めが邪魔になりません。

次にチェーンステッチで文字を書くポイントです。

1つ目は、どのように刺繍を施すのか、下書きを行います。
これで完成するとどのようになるのか、イメージできます。

2つ目は、文字を刺繍する場合は書き順と同じように刺繍を始めます。

3つ目は、角などのとがっている部分はそのまま一気に完成させようとせずに、1度玉留めをします。
そして、新しく刺し始めると角の部分を綺麗にできます。

4つ目は、文字の1部分を2列で刺繍すると、全て1列の場合と違って変化が生まれるので、よりおしゃれに仕上がります。

これを、意識するとチェーンステッチでイニシャルをつくる際に、おしゃれで綺麗な刺繍が完成します。

 

□まとめ

今回は刺繍でイニシャルをつくる際に使えるアウトラインステッチとチェーンステッチを紹介しました。
これらは、やり方を覚えることで、簡単にできて応用の幅も広いです。
刺繍で表現できる幅が増えるので、是非とも実践して、身に着けていただけたら幸いです。

 

 

刺繍屋、ワッペンなら大阪にある林ネーム刺繍の刺繍屋.jpへ

 

刺繍の相談窓口