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ワッペンとアップリケの違いとは?適切な選び方を解説します!

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2023.05.14

幼稚園の帽子やカバンから、大人の使うトートバッグなど、幅広い世代に使われているワッペンですが、似たものにアップリケがあることをご存知でしょうか。
混同されている方も多くいらっしゃいますが、それぞれに明確な違いがあります。
今回は、ワッペンとアップリケの違いについて解説したうえで、ワッペンの適切な選び方について解説します。

 

□ワッペンとアップリケそれぞれの特徴

ワッペンとは、紋章風の模様を縫い取った飾りを指します。
かつてはワッペンを身分や階級の証明として用いたため、紋章風の模様の布やフェルトを土台となる布に縫い付けていました。
現代のワッペンにそのような使い方は少ないため、ファッションとして縫い付ける飾りを指します。
身分や階級と言うと堅苦しくなってしまいますが、チームや所属を示す役割もあります。

お子様の帽子にオリジナルのワッペンを着けて判別しやすくしたり、シンプルなトートバッグに付けておしゃれなワンポイントに利用するなど、様々な使い方ができるでしょう。

一方のアップリケは、切り抜いた布を他の布に縫い張りする方法のことを指します。
つまり、物そのものではなく、縫い張りの行為を指しています。
この時縫い張りする布に指定はなく、布の飾りを他の布に縫い張りする行為はすべてアップリケと言えるでしょう。
どちらも縫い張りの方法は同じ場合が多く、主に手縫いやアイロンで布に縫い張りします。

 

□ワッペンとアップリケの違い

ワッペンは縫い付ける布や作品そのものを指すのに対し、アップリケは縫い張りの行為を指すため、そもそもこの2つは比較できない、というのが結論です。

ただ、それぞれで使う布の特徴や付け方など、違いや共通点を比較することは可能です。

まず、使う布の違いです。
ワッペンは布に刺繍を施したものを縫い張りするのが一般的ですが、アップリケで縫い張りする布に指定はありません。
布に縫い張りするならどのような布でも、アップリケと言えます。
そのため、縫い付けられた布に刺繍があるかどうかが判断するポイントでしょう。

次に、縫い方や付け方です。
両者とも手縫いやアイロンで縫い張りする場合が多く、付け方に違いはありません。

縫い方に関しては、どちらも縫い方に決められた方法はありません。

ただし、より綺麗に見える縫い方や、比較的簡単な縫い方など、様々な特徴を持った縫い方があります。
どちらも布を別の布に縫い張りするため、ワッペンが綺麗に見える縫い方は、アップリケで使っても綺麗に見えるでしょう。

ワッペンでもアップリケでもおすすめの縫い方は、まつり縫いです。
まつり縫いは表面から縫い目が目立ちにくいため、ワッペンやアップリケを綺麗に見せたい場合におすすめの縫い方です。
表面に出てくる縫い目が少なく、同系色の糸ではほとんど目立ちません。

ワッペンを縫い付ける場合は、まつり縫いの中でもたてまつり縫いをおすすめします。
初心者でも縫いやすく、ワッペンが布から外れにくい点がメリットです。
初めてワッペンを縫う方には、こちらをおすすめします。

 

□ワッペンやアップリケの選び方

1つ目のポイントは、ワッペンの付け方で選ぶことです。
ワッペンの付け方には縫い付ける方法とアイロンで接着面を溶かして貼り付ける方法があり、それぞれ特徴があります。
縫い付ける方法は手間がかかる一方で、アイロンに比べて取れにくい点がメリットです。
アイロンは製品によって洗うと取れてしまうものもありますが、縫い付ける場合は心配ありません。

一方で、アイロンは取り付けが簡単な点がメリットです。
熱で溶ける接着剤を用いるため、付けたい位置にワッペンを置いてアイロンをかけるだけで接着できます。

ただし、製品によって洗濯できるものとできないものがあり、接着に適した温度も異なるため注意しましょう。

2つ目のポイントは、デザインやサイズで選ぶことです。
特にお子様の持ち物に付ける場合は気に入ってくれるようなデザインを選びましょう。
乗り物や恐竜、スイーツ柄のワッペンなど、お子様が好きなワッペンが見つかるはずです。
お気に入りのワッペンが付いた道具は大切にしてくれるでしょう。

サイズは、用途によって選びましょう。
お子様の持ち物を区別したい場合は、大きめのワッペンがおすすめです。

一方で、服や小物の装飾として使いたい場合は、小さめのものを選びましょう。
あまり大きいと、ワッペンが目立ちすぎてしまいます。

3つ目のポイントは、ワッペンの種類を考えることです。
ひとえにワッペンと言っても、名前や文字のみのワッペンから、絵のように細かなデザインのワッペンまで、様々なものがあります。
洋服やバッグのワンポイントに使いたいのか、名前を付けたいのかなど、用途に合わせて選びましょう。

 

□まとめ

今回は、ワッペンとアップリケの特徴や違い、ワッペンを選ぶポイントについて解説しました。
ワッペンは縫うものであり、アップリケは縫う方法を指します。
ワッペンはサイズや種類が豊富にあるため、自身の用途にあった物を選びましょう。

 

 

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